ふるさと物語
世界展開の「コンテナAI農業」を道内に普及させる
WEBマーケティングをはじめ、著名人やインフルエンサーを活用したバイラルマーケティング(口コミ)や映画製作、イベントの開催などデジタル・アナログ問わずさまざまなマーケティングソリューションを展開。地方創生事業として、特産品のプロモーションも得意としている。
今年5月には社名を「雪国物語」から「ふるさと物語」に変更。宮成秀治社長は「道内だけでなく全国から特産品をPRしたいとオファーをいただくようになり、現社名に変更しました」と話す。
現在同社では、紋別市や浜頓別町、鳥取県に続き熊本県の地域PR映画を制作中。5月には主演を務めるアイドルグループHKT48のメンバーで、熊本県出身の森﨑冴彩さんと田中伊桜莉さんとともに県庁を表敬訪問した。映画は今年12月に開催される「ふるさと映画祭」などで上映される予定だ。
一方、コンテナ式植物農場をグローバル展開する「アレスカジャパン」(本社・東京都港区)の国内総販売元「万燈」(本社・東京都新宿区)と提携。6月からアライアンスパートナーとして「コンテナAI農業」の国内普及を支援している。
「コンテナ内で行う水耕栽培で、レタスやグリーンリーフなど葉物野菜を中心に300品目の栽培が可能です。LEDが太陽光代わりとなり、照度や温度、湿度、水の循環などの発育管理をアレスカ社が開発したAIやモニタリングセンサーが担います。あらゆる気候に対応する次世代農業として、食糧自給率が低いドバイなどの砂漠地域や北京で導入が進められてきました」と宮成社長。
種植えや棚の組み替え、収穫時は人手を要するため、国内向けの事業モデルとして新たに障がい者の就労支援を組み合わせた。
宮成社長は「屋内栽培で台風や冷害の心配も不要。国内外問わず、販路開拓もお任せください。すでに同事業に取り組む関西の企業は、商工中金の評価対象案件となるなど高い収益性も期待されています。コンテナを社有地や遊休地に設置し、〝働く土地〟に変えませんか」と呼びかける。