リビングプラットフォーム
DX化でニーズを的確にキャッチ。次期も増収増益を狙う
介護や障がい者支援、保育などのライフケア事業を展開。北海道、首都圏、大阪、東北を中心に計227事業所(2024年3月末時点)を開設している。
24年3月期の連結決算は、売上高166億6200万円(前年同期比21・7%増)、経常利益1億9700万円(同459・7%)と増収増益を達成。9期連続の増収となった。
介護事業ではエネルギーや食材価格高騰の影響を受けたが、新型コロナの5類移行に伴い、有料老人ホームなどの稼働率が復調。新規開設は8施設、M&Aにより9施設の事業承継を行った。なかでも、開設後1年以上が経過したグループホームの稼働率は95・1%と高水準を維持し続けている。
障がい者支援事業もグループホームなどの稼働率は堅調に推移。6施設の新規開設を行うなど、グループホームを中心に、事業開発は順調に進んでいる。
保育事業の新規開設は認可保育所1施設。開設後1年以上経過した認可保育所の稼働率は、83・8%と前年同期比を上回った。
「DXのデフォルト化で、PDCAサイクルとOODAループの自動化、効率化に成功しました。採用強化や入居ニーズをより的確に捉えることに成功し、効率的な経営が可能となりました」(金子洋文社長)
次期の業績予想は、売上高が13・8%増の189億6500万円、経常利益は133・9%増の4億6100万円で、増収増益を見込んでいる。