重点強化地域で新規開拓。200所開設へ視界良好
金子 洋文氏 リビングプラットフォーム社長
東証マザーズへ上場して3年が経過。介護や保育、障がい者支援のライフケア事業を全国で展開している。
その辣腕は23年も光った。介護分野の重点強化地域に掲げていた関西エリアで、1月に兵庫県へ初進出を果たした。これで全分野の事業所数は190を突破し、大台の200事業所も射程圏内だ。
「次の目標は名古屋市と福岡県への進出。ニーズとタイミングが合致した時にはすぐ動き出す」と決断は早い。
業界屈指と言われるDX化の推進も順調だ。この1年間で労務・財務・会計ソフトの総入れ替えを敢行。3000人を超える従業員のデジタル化を一気に加速させた。
「急激な物価上昇、利上げの影響はあるが、社会や経済の大きな流れに順応することが大切。新たな年もホームタウンの札幌エリアを中心に、全セグメントの底上げを図る」と地に足を付ける。