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日本語学校「佐賀ランゲージセンター」

外国人・特定技能のニーズ拡充。日本語学校の生徒数も堅調

 人材総合サービスの道内最大手。2024年5月期の連結決算(予想数値)は、売上高71億2300万円(前年同期比10・5%減)、経常利益2億7000万円(同33・8%減)、当期純利益1億8000万円(同10・5%減)を予想している。

 主力の人材派遣関連事業は、関東でコールセンター業務を新規受注したほか、イベントなど対面で行う業務が回復してきたこともあり好調に推移した。

 人材紹介事業は、高い人材ニーズに迅速に対応。成約数が順調に伸び、売上高を押し上げた。今年4月1日に、さいたま市と埼玉労働局が協働運営する就労支援施設「ワークショップさいたま」の運営も受託した。

 札幌市と佐賀市で行っている日本語学校(ジャパンランゲージ)の運営事業では新規留学生の入学が盛況で生徒数が安定、日本語学校の新設も視野に入る。また外国人・特定技能のニーズ拡充もあり、外国人に関連する事業に力を入れる。

 一方、5月30日にシステムデザイン開発(本社・札幌市)との業務提携により、メンタルヘルス事業を強化。両社のノウハウを集結して、総合的なストレスチェックサービスを全国に展開する予定。なお、東証スタンダード市場に上場している連結子会社のエコミック(本社・札幌市)が24年度から持分法適用会社に移行している。

 各セグメントが回復基調を見せており、次期は業績を底上げする見込み。

※単位/100万円(100万円未満は切り捨て)※売上高、営業利益、経常利益、当期純利益における%表示は、対前期増減率
佐藤良雄社長
運営受託した「ワークショップさいたま」