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キャリアバンク

「公開講座」は本社の研修ルームで開催される

組織の成長に欠かせない管理職研修を2タイプで提供

 組織の成長に必要な要素はさまざまあるが、その1つが管理職のスキルアップだ。能力を認められて管理職となっても、プレイヤーとマネジメントを両立できるかは未知数。優秀なプレイヤーが優秀なマネジメントを行うことこそ組織の成長の鍵となる。

 管理職育成で注目されているのが管理職研修だ。部下を正しく評価して育成しチームをまとめ上げるだけではなく、他部署との連携や調整力などもブラッシュアップすることができる。

 総合人材サービス業の道内最大手「キャリアバンク」では、転職サポートや人材紹介、人材育成など多岐にわたるサービスを用意。多彩なメニューの中に管理職研修も用意しており、本社研修ルームで開催される「公開講座」と、講師を企業に派遣する「講師派遣型」の2タイプを提供している。

「公開講座」は、通年にわたり月3~4回の開講。テーマは実践的で多彩で手頃な受講料も特徴だ。

 直近の一例を挙げると、「指導方法とカスハラ対策を学ぶ クレーム二次対応」では、「カスタマーハラスメント対策は従業員が安心して働ける環境を作るための第一歩」をテーマに、「企業イメージを守る」「離職率の改善」「従業員のメンタルヘルス向上」といった講義を開催した。講師を務めた中亜由美氏は、長年コールセンターでクレーム関連業務に従事した人物で、管理職に寄り添った指導がなされた。

 25年度も「若手社員の離職を防ぐ教え方・関わり方」(5月14日午前)、「部下の成長を促すほめ方・叱り方」(5月14日午後)、「新任管理職のためのマネジメント基礎」(7月23日終日)など、41講座を設定している。

 一方の「講師派遣型」は、自社のシステムにカスタムできるタイプ。解決したい課題や向上すべき能力を事前の打ち合わせで決定し、研修プログラムを策定し派遣する講師を選定する。

 研修テーマは「ビジネスマナー」や「コミュニケーション」「人材育成」「職場環境改善」「能力開発・課題解決」など多数。経験豊富な講師が、ロールプレイングやグループワークなど実践力が習得できるインタラクティブな形式を主体に行う。研修計画からフィードバックまできめ細かいサポートも特徴で、「自社の課題に合った研修を提案してほしい」「社内ルールや身近な事例を用いた研修を実施したい」といった企業や組織のニーズに対応してくれる。

人事評価者向け研修の田中希久代講師(上)やカスタマーハラスメント対策の中(なか)亜由美講師など人気女性講師陣らがそろう
本社を置くsapporo55は札幌駅西口から徒歩1分