イオン北海道
売上高、営業利益、経常利益がいずれも過去最高で増収増益
スーパーマーケットチェーンの道内大手。2024年2月期決算は売上高3331億6000万円(前年同期比5・0%増)、経常利益103億9600万円(同22・3%増)、当期純利益61億9300万円(同31・6%増)の増収増益。売上高、営業利益、経常利益が過去最高となった。
23年度は3店舗を新規出店したほか、大型活性化(リニューアル)を8店舗で実施。シェア拡大と魅力の向上を図った。
商品では3億円を超える大ヒットとなった「イオン北海道の本気!のザンギ」など、オリジナル商品760品目を開発・リニューアル。PBの「トップバリュ」も原材料価格の安定やグループ一丸となった販売数量の拡大、スケールメリットを活用した値下げや増量で、PBの売上高が前期比110・5%と伸長した。
またイオングループの公式アプリ「iAEОN(アイイオン)」の拡大に取り組み、会員数は前事業年度末に比べ1・7倍となった。
さらに、収益構造の改革の観点からセルフレジを拡大し業務効率化に注力したほか、地域との連携や脱炭素の取り組みも継続している。
次期はさらなる「独自商品の強化」と「業務改革の推進」で、売上高3510億円、営業利益・経常利益110億円、当期純利益64億円で2期連続増収増益を見込む。