イオン北海道
西友店舗を承継。新規出店やサステナブル経営も継続
24年は「西友」(本社・東京都)から道内に所在する9店舗を承継した。これらは札幌市内の優良立地に展開している。いずれの店舗も24年中に屋号を変えて再オープンを予定しており、店舗数は183店となる。
一方、既存店では5店舗で大型リニューアルを実施。また、GMS(大型スーパー)改革のモデルケースとして「イオン札幌苗穂店」をリニューアルした。
ファミリー層向けに買い物から遊びまで時間を忘れて楽しめる「キッズリパブリック」のコーナーを新しくし、婦人、紳士衣料品売り場では生活シーン別、年齢別にレイアウトを変更した。
独自商品の開発も強化。8月は総菜の「本気シリーズ」第3弾「イオン北海道本気!のロースとんかつ」を発売。50周年を迎えたイオンのプライベートブランド「トップバリュ」も物価高騰の中、値下げや増量を実施した。
また、「北海道に貢献する企業」を目指し、サステナブル経営に力を注ぐ。食品ロス削減につながるフードドライブを41店舗(10月末時点)に拡大したほか、店舗近隣の小中学生が環境活動を行う「イオン チアーズクラブ」にも力を入れており、現在は38店舗で約470人がさまざまな体験や学習を行っている。
さらに24年は、新たにJAL(日本航空)と共同でCO2排出削減を目的とした「廃食油リサイクルプロジェクト」を開始。2店舗で「リサイクルBOX」を常設し、今後も拡大していく予定。