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MARVELOUS HOME

4月に開院した「きたむら皮膚科クリニック」

住居から医療・福祉・商業施設まで一気通貫で建築

 建築を通じて豊かな街づくりに貢献する「MARVELOUS HOME(マーベラスホーム)」。

 設計から施工まで自社完結型の一気通貫体制を敷き、一般住宅の新築および増改築、賃貸アパート・マンションや医療・福祉施設、商業施設の建築も手がける。設計事務所や施工会社は住居系、賃貸系、医療系、商業系など各分野に特化しているケースが多いが、総合力を生かして幅広い分野で存在感を示す。

 本社を置く千歳市や支店を構える札幌市など道央から、北は稚内市、南は函館市まで道内全域が営業エリア。紹介や口コミで顧客を増やしている。

 4月に千歳市で開院した「きたむら皮膚科クリニック」(千歳市あずさ5丁目2‐5)と、クリニックに隣接する「くすりのもりた」(本社・千歳市)が運営する調剤薬局「くすりのもりたあずさ店」の建築も手がけた。

 小松義徳社長は「クリニックの北村真也院長は北海道大学の皮膚科に入局し、約10年、北海道大学病院で経験を積んだドクターです。各種手術も行う北村先生の希望を具現化するとともに、患者さんが快適に治療に専念できる空間を目指して建築しました。ラピダスで湧く千歳市は賃貸マンションやホテルが数多く建設されていますが、暮らしやすい街には良質な医療が必要不可欠です。今後も建築を通じて、医療分野の発展に貢献していきたい」と語る。

 一方、賃貸物件の建築も堅調で、今年は千歳市内に2棟(全45戸)の賃貸マンションを供給予定。札幌市では、4月に地下鉄東西線「菊水駅」徒歩3分の好立地に賃貸マンション(1LDK40世帯)が完成した。4階建てながらエレベーター付きで、各戸には都市ガス・エコジョーズを導入。さらに地下には駐輪場やトランクルームを設けたほか、各フロアにプレイルームも完備するなど充実の設備が特徴だ。さらに、年内には月寒エリアでも供給を計画している。

 木造アパートとRC造マンション双方の設計、施工に対応しているのも特徴。低層・高層問わず、施主の賃貸オーナーや不動産会社の要望に応えている。

「建築費の高騰によって各地で不動産開発が滞っているケースがあるようです。当社がこれまで培った建築ノウハウを生かし、コストの圧縮に努めていきたい」と小松社長は意気込む。

4月に開院した「くすりのもりたあずさ店」
菊水エリアに完成した新築賃貸マンション。前面の駐車場はロードヒーティング完備