MARVELOUS HOME

　自社設計、自社施工体制を敷き、千歳市を拠点に道央圏を商圏とする「MARVELOUS HOME（マーベラスホーム）」。一般住宅から賃貸物件、医療・福祉施設まで多分野で存在感を示す。

「千歳市にラピダスの工場が建設されるということで、千歳市内、苫小牧東エリアの地価が高騰しています。建築費高騰と相まって、一般住宅の供給は減りました」と小松義徳社長。それでも得意とするRC注文住宅販売やリフォーム部門は例年と同様に堅調に推移した。

　賃貸物件の開発も好調を継続。23年9月には、札幌市東区に全54戸の大型賃貸物件が完成したほか、24年は2月に本社を構える千歳市内で全16戸の賃貸物件が完成予定。3月には、札幌市白石区菊水エリアに全40戸の賃貸物件が竣工するほか、24年中に全50戸の賃貸マンションを同白石区に完成させる。

　また、千歳市内で設計・施工を担った皮膚科クリニックと併設する薬局も3月に完成する。小松社長は「住居系だけでなく、多様な不動産開発を通じて千歳市を魅力あふれる住みやすい街にしていきたい」と語る。さらに新春には自社の資材センター内のツーバイフォーパネル工場が本格稼働。他社への資材販売も開始する予定だ。

　25年は会社設立30年の節目。
「私と行動を共にしてくれる社員の健康を第一に考え、一緒に成長できる会社づくりを進めていきます」と小松社長は先を見据える。