北海道オリンピア
新旧さまざまなエネルギーに対応。サウナで地方創生も
1987年創業の北海道オリンピアは、産業用のボイラーや暖房機などを開発・販売してきた。エネルギーの選択肢が従来の重油や灯油に加え、ガスや電気と増える中で、ニーズの変化に対応。〝脱炭素〟に向けたエネルギーの転換期を迎え、近年は再生可能エネルギーも提案している。太陽光パネルで発電した電気を自家消費するオフグリッド化を推進。蓄電池の設置も増えている。
宮本典英社長は「水素などの新エネルギーの動向にもアンテナを張り、必要に応じて知識と技術を蓄えていく。新旧さまざまなエネルギーに対応した提案力と品質で勝負していきます」と語る。
一方、サウナメーカーとしての実績も豊富で、これまでに数百の温浴施設にサウナを供給してきた。近年のサウナブームも相まって、同社へのオファーも増えている。
「世の中はアフターコロナとなり、インバウンドをはじめ人流が復活しました。今こそ地域の観光資源としてサウナを普及し、地方創生に寄与していきたい。太陽光発電と蓄電池を組み合わせたオフグリッドサウナなど、当社ならではの提案もしていきたい」と宮本社長は意気込む。