曲堀 幸和産業

　１９６７年創業。札幌を拠点とする地場管理会社では最も古い歴史を持つ「曲堀 幸和産業」。

　創業者の堀内利幸氏は、社団法人高層住宅管理業協会（現マンション管理業協会）北海道支部の設立や区分所有法による分譲マンションからの暴力団追放運動などに関わるなど、マンション管理業界の発展に寄与してきたことでも知られている。

　管理組合からの信頼は厚く、現在は、23の管理組合から、マンション36棟１６４１戸（２０２４年１月末時点）を受託している。

　選ばれる理由は、低コストかつ質の高いサービスを追求しているからに他ならない。自社で専門スタッフを直接雇用しており、日々の清掃や設備の定期点検、管理組合の運営、会計管理までをトータルサポートする体制を構築し、管理費の削減にもつなげている。

　また、23年には除雪サポート業務を新たにスタートさせるなど、地場の管理会社ならではの視点で、顧客のニーズを捉えたサービスの拡充にも力を注いでいる。

　堀内駿社長は「現在管理員による高齢者向けの見守りサービスの準備を進めています。来年度にも開始予定で、入居者が高齢化しているマンションでも、安心して暮らせる環境づくりに寄与していきたい」と話す。