吉岡マネジメントグループが社員のエンゲージメントを高める「1日集中型人事制度構築制度」をスタート
道内屈指の経営コンサルティングファーム「吉岡マネジメントグループ」は、人事制度の構築も得意分野で、400件以上の実績を誇る。蓄積したノウハウを〝1日集中〟で学べる新講座がスタートした。
人事制度のプロ400件以上の実績
首都圏でも存在感を示している一大経営コンサルティングファーム「吉岡マネジメントグループ」。
大小さまざまな企業から、年間数百件もの経営相談が寄せられており、グループの「ビズアップ人事コンサルティング」(本社・東京都港区、池内孝行社長)がコンサルティング依頼に対応している。
中でも人事制度の構築を得意とし、中堅・中小企業を中心にこれまで400件以上の支援実績を有している。豊富な経験をもとに、「社員への期待」「行動模範」「成長のステップ」「達成と承認」「結果と報酬」「能力と昇進」などのポイントを企業の業種や業態などを加味しながら明確に具現化させる。社員のエンゲージメントを高め、貢献意欲や成長意欲、顧客志向を高めるオーダーメードの人事制度をつくりあげていく。
社員のギアを一段引き上げ、企業の業績向上に結びつけるという人事と経営を一体化した独自の「経営人事システム」を提案する。
また、人事評価をクラウド化したクラウド人事評価システム「発展人事評価」に加え、2023年9月には人的資本経営実現をサポートするクラウド人材管理システム「発展人材開発」の提供も開始。制度構築と構築後の運用も徹底的にサポートしている。
人事制度構築のノウハウを解説
23年12月からは、人事制度構築のノウハウを学べる「1日集中型人事制度構築講座」を全国一斉にスタート。12月6日の仙台市を皮切りに、札幌、静岡、東京、名古屋で開催した。
講師はビズアップ人事コンサルティングの池内孝行社長をはじめ、常盤武志専務、三上茂樹常務など同社の精鋭コンサルタント。経験豊富なプロフェッショナルが各地で7時間にわたって解説した。
講座は①「人事制度の構築の前提となる現状分析と課題の抽出方法」②「『半ジョブ型』の役職・等級・基本給・諸手当の設定方法」③第二の賃金となる賞与・退職金制度の見直し」④「自社独自の人事評価制度の作り方 成功する人事制度運用のポイント」の全4章で構成。200ページを超える同社独自の人事制度構築マニュアルを用い、徹底的かつ実践的に解説した。
まずは人事制度の方向性を経営方針や現状の体制から導き出し、組織、役職、等級についても見直す。その上でいよいよ基本給や諸手当、賞与、退職金制度にメスを入れるわけだが、捻出できる総人件費は各企業で決まっているため、優秀な人材の意欲を喚起しながらも〝予算オーバー〟とならないポイントも伝授。理論だけに終始せず、企業の現状に応じた制度設計をレクチャーした。
24年も開催継続受講者特典も用意
講座に参加した経営者や人事担当責任者には、受講者特典として人事制度構築マニュアルと講師陣が執筆した書籍「企業を成長に導く人事制度の構築法」、賃金分析エクセルシート集が進呈され、各会場ともに盛況のうちに終了した。
吉岡マネジメントグループでは、24年も今回の「1日集中型人事制度構築講座」を全国で開催していく。
北海道では、2月14日に本社(札幌市中央区北6条西24丁目YMビル)セミナールームで開催予定。受講料は2万2000円(税込)で、セミナーページの専用フォームとFAX(011・612・3717)で申込みできる。
人材流出にも直結〝評価〟の重要性
そもそも、なぜ人事制度の構築が必要なのか。経営者が〝鉛筆をなめなめ〟して独断で個別評価し、社員にはその根拠も示されない――これが中小零細企業で横行する人事評価の実態だった。今もこうした企業は少なからず存在している。
ただ、従業員にとって自身の評価が〝ブラックボックス〟では、働く意欲は大きく削がれてしまう。優秀な人材ほど自身の評価を重視し、より評価されるフィールドを選ぶ傾向が強い。人事制度の整備不良は、人材の流出につながるということを肝に銘じるべきだ。
昇給、昇進、賞与……評価を示すさまざまな場面を無駄にしないためにも、今こそ人事制度を構築してみてはいかがだろう。