グループ全社が増収増益ニセコエリアへも進出
渡邉 正一氏 ワタナベグループ会長
23年は長きにわたるコロナ禍を抜けて、光明が差した。人流増加とインバウンドの回復で、グループ全7社で増収増益を達成。3社が過去最高益を更新した。
「業務用酒類販売、冷凍空調設備機器、厨房機器など、グループ各社の商材は飲食分野においては必需品。シナジー効果で底上げできた」
24年8月に設立30年を迎える業務用酒類食品卸の「ワタショウ」は、9月にJR「倶知安駅」前に支店を開設する予定。近年発展が著しいニセコエリアを中心に、高級ホテルや近隣飲食店へ販路を拡大し、業務用の倉庫と配送機能を兼ね備える。
「一般向けの販売にも対応し、コインランドリーも併設する。ニセコエリアは新幹線の開通などもあり、まだまだ発展の見込みがある。同エリアのシェアを早期に獲得することが、後志地区の将来的な売り上げを左右する」