全7社が好調。不動産 事業を中心に投資を加速
渡邉 正一氏 ワタナベグループ会長
業務用酒類食品卸をはじめ、冷凍冷蔵・空調機器の販売、食肉加工製造、不動産事業など、全7社で構成するグループを先導する。
24年はグループ全社が増収増益。3社が過去最高の売上高をマークし、全体で150億円を越えた。
「飲食店への客足が戻ると同時に、全国チェーンの居酒屋などが台頭してきた。そこにうまく介入できた」
一方、成長著しいのが不動産事業の「ナベビル」だ。
「グループの売り上げを原資に不動産事業を伸ばすことで、資金繰りなどへの優位性を高めていく」と、8月には6棟目となる賃貸マンション「ルーヴル真駒内」を竣工。10月には豊平区で新たな物件も取得した。
「25年も積極的に投資を進める。酒類販売店のM&A、将来的な物流センターの増築も検討している。新年も活発にアクションを起こします」