先端医療の開発・普及のために新組織を設立
長濱 賢氏 医療法人社団信力会 札幌脊椎内視鏡・整形外科理事長
脊椎内視鏡手術が専門。全内視鏡を用いる低侵襲腰椎固定術「PETLIF」(ペトリフ)を開発した外科医だ。同術式は、アジアやヨーロッパなどでも普及が進んでいる。
23年1月、自身が代表を務める「PETLIF研究会」が始動した。
道内ではまだ一般的ではない全内視鏡下手術の普及にも尽力し、2月には「Hokkaido脊椎全内視鏡研究会」も設立。道内医療の発展にも心血を注ぐ。
こうした功績が評価され、23年は国内の学会で2つのアワードを受賞。地道な努力が成果として表れた。
現在は、富士フイルム(本社・東京都港区)と、AI技術を用いた画像描出ソフトも共同開発中だ。同社とは今回で2回目の共同開発となる。
「医学発展や手技向上のために最善を尽くしていく。それが私の使命です」と新たな年も決意は固い。