ほっかいどうデータベース

オール

流行に左右されないデザインの外観

1円たりとも値下げなし。実質利回り追求の企画

賃貸物件の収益性を表す「利回り」は、相場とかけ離れた高額な家賃に設定したり、小さな部屋を増やせばいくらでも上昇させられる。しかし、そんな物件を購入すれば、待っているのは家賃の〝値下げ、値下げ、値下げ〟。利回りは大きく下がる。

こうした表面利回りのマジックに懐疑的な慎重派にオススメの企画会社が「オール」だ。2006年に創業し、これまで札幌市中央区を中心に数多くの賃貸マンションを供給してきた。その量もさることながら質も高い。創業当初の企画物件は新築から10年以上経過しているが、家賃は新築当時のまま。なんと全企画物件で家賃の値下げは一度もなく、当初策定した事業計画を粛々と進めている。顧客オーナーに提示した利回りが実質利回りに近いことを表している。

同社の企画の肝は、適正な家賃設定に他ならない。自社に施工部門を有して建築コストを圧縮するため、無理のない家賃設定でも十分に利回りを確保できる。建築費が高騰する近年は特に、自社施工のメリットが増している。

また、以前から他の企画会社からの施工依頼も受けてきたが、近年はオファーが急増。施工会社としての存在感も増している。

企画物件の入居率も軒並み高く、常時97%を超えている。また、入れ替わりの少ない物件を目指すことがオーナーにさらなる収益をもたらすと捉え、退去の抑止にも力を注いでいる。

設備面では、かねてから標準装備にしてきた都市ガスが昨今の光熱費高騰によって改めて評価されている。 

吉仲潤一専務は「『現在入居する物件の光熱費が高いから引っ越したい』という方は少なくありません。退去に伴う募集経費や原状回復費なども踏まえると、入居者満足度の向上が重要であり、オーナー満足につながる最重要ポイント」とあくまで実質利回りを追求している。

一方、自社で賃貸仲介店も運営している。最新の入居者ニーズをいち早くキャッチし、企画物件に取り入れている。さらに完成後の管理も代行し、オーナーを徹底サポート。迅速かつ丁寧な対応が入居者から好評だ。

土地が不足する中で、今年も札幌市内に15棟前後を供給予定。来年も10棟以上の賃貸マンションを完成させる計画だ。同社には多方面から土地情報が寄せられているが、厳選してオーナーに提案している。

シックなエントランス。機能性も充実している
企画・開発・施工、管理、入居者募集のすべてを自社で行う体制を完備