札幌東徳洲会病院
各科が連携。3大疾患に高次元の診療体制で対応
「生命だけは平等だ」を理念に掲げ、全国各地に医療および介護施設を展開する徳洲会グループ。その12番目の施設として、1986年に開業したのが札幌東徳洲会病院。
2022年の年間外来患者は19万人を超え、札幌市東部や石狩圏の基幹病院として機能している。
救急搬入実績が6400人以上(22年)を数える救急部門のほか、心疾患部門、消化器部門など、標榜する27科でチーム医療を展開。不整脈や弁膜症といった9種類の専門外来も開設しており、専門的かつ高度な診療を提供している。
中でも「がん」「心疾患」「脳疾患」の3大疾病に対する高次元の診療体制を構築している。特にがん診療では、北海道がん診療連携指定病院にも認定され、あらゆる角度から治療を施す集学的治療を実施。外科手術、抗がん剤治療(化学療法)、放射線治療の3大治療に加え、緩和治療も提供している。
担当科だけではなく消化器内科、呼吸器内科、外科、消化器外科、乳腺外科、放射線治療科、病理診断科など、複数の診療科が連携しているのも同院の大きな特徴。各科の医師や看護師のほか、薬剤師、管理栄養士、社会福祉士、理学療法士などのリハビリスタッフがチームを組んで総合的な知見と高い技術で治療に当たっている。もちろんPET-CTをはじめとした検査および治療機器も充実。早期発見や治療を支えている。
また、心疾患では循環器内科と心臓血管外科で構成するハートチームが24時間体制を敷く。両科の医師、看護師や検査技師、放射線技師、臨床工学技士などが連携して迅速に対応。同院が誇る救急搬送件数を支えている。
手術も、患者の負担が少ない術法を先駆けて導入。MICS(低侵襲心臓手術)や重症大動脈弁狭窄症に対するTAVI(経カテーテル大動脈弁留置術治療)、僧帽弁逆流症に対するMitraClip(経皮的僧帽弁カテーテル修復術治療)などを導入し、実績を積み上げている。
脳疾患に対しては、脳神経外科が一次脳卒中センターとして機能。脳動脈瘤クリッピング術、開頭血腫除去術、頸動脈内剥離術などの外科的手術のほか、血管内手術の体制も構築し、脳血管疾患や脳挫傷、頭部外傷、認知症などにも対応している。
●診療科目
内科、呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、腎臓内科、小児科、外科、消化器外科、肛門外科、呼吸器外科、乳腺外科、整形外科、脳神経外科、心臓血管外科、耳鼻咽喉科、頭頸部外科、皮膚科、形成外科、泌尿器科、眼科、麻酔科、救急科、放射線診断科、放射線治療科、病理診断科、リハビリテーション科、歯科口腔外科
●診療受付時間
月〜土 7:00〜11:30(診療開始9:00)
月〜金 16:00〜19:00(診療開始17:00)
●休診日
日曜・祝日 救急は365日24時間体制