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北海道オリンピア

「V2H」システムの導入事例

電気自動車の普及を見据え、充電・給電設備導入を推進

「世の中が〝脱化石燃料〟にシフトする今、当社も大きな転換期を迎えています」と話すのは北海道オリンピアの宮本典英社長。

産業用のボイラーや暖房設備の開発、メンテナンスを主事業としながら、近年は太陽光発電設備や蓄電池の据え付けも手がけるなど、次世代エネルギー分野のノウハウを蓄えている。

中でも力を注ぐのが、電気自動車の普及を見据えた「V2H」設備の提案だ。

「電気自動車を蓄電池として家庭やオフィスで活用する給電・充電システムを『V2H』と呼びます。現在は補助金が充実しているため、わずかな工事費のみで設置が可能です。近い将来、ガソリン車は生産されなくなりますので、早めに設備を整えておくと安心です。個人、法人問わず提案しています」と宮本社長。

2月には本社社屋にV2Hを導入するほか、夏までに太陽光パネルや蓄電池、V2Hを搭載したモデルハウスも完成させる。かねてから販促イベントなどでコラボレーションしてきた「札幌日産」をはじめ、道内カーディーラーに販促ツールとして同モデルハウスの活用を提案。電気自動車の普及を後押しする。

宮本典英社長