あすか税理士法人
23年は〝チーム戦〟。中小企業の課題解決に取り組む
道内トップクラスの税理士数と全道6拠点体制に加え、関連法人との連携で中小企業の支援に注力する。25周年となった21年11月には創業メンバーに加え米田明広税理士が共同代表に就任。新体制がスタートしている。
「関連法人の責任者が全て会計のプロであることが強みです。資金繰りから事業承継、労務対策、DX化まで中小企業の悩みを〝チーム戦〟で解決に導きます」と米田税理士。
22年は3月に「あすか社会保険労務士法人」を新設。多様化する働き方に合わせて労務管理や組織開発を支援する。
「助成金の周知徹底を図っています。例えば社則で定年の延長や廃止を定めると使える制度がある」と冨田侑太郎社会保険労務士。
また22年も数多くの経営者の資産防衛に貢献した。相続対策の専門家である中野研税理士が代表を務める「あすか行政書士法人」が連携して、税金シミュレーションから各種手続き、遺言書作成まで一体的に取り組んだ。
「あすかサポート」の業務も伸長した。税理士事務所では珍しいシステム会社で、会計ベンダー出身の松村主税(ちから)取締役が率いる。クラウドやDX化などITの導入提案や支援を行い、経理やバックオフィス業務の効率化、組織力向上に寄与する。
米田税理士は「税理士試験をサポートする環境も整えたため、若手社員の採用も好調でした。23年は税理士17人体制となる。5年以内に資格者20人体制を目指します」と語る。