グローバル化に向け前進23年を大躍進の年に
平 元彦氏 ナシオ社長
22年7月に、創業112年、全国6位の老舗菓子卸のバトンを受け取った。
祖父が北見で創業し、父が全国へと展開したこの名門のグローバル化を目指す。
「国内商品の輸出に加えて、輸入もしています。22年に取り扱った韓国の〝地球グミ〟はSNSを中心に話題になり、大ヒットしました」
コロナ禍で縮小を余儀なくされていた海外事業の「ビジネス開発部」も動きだした。23年度中に同事業部の単月黒字化をもくろむ。
値上げラッシュによる消費落ち込みも直撃したが、その逆風の中でも前年並みの営業利益を確保した。
「22年は各部門の社員が専門分野に力を注げるように、人的投資を行いました。人を増やすことで残業時間を減らし、働き方改革につなげます。23年は育成したこの人材が戦力化します。大躍進の年となるはずです」