米国債販売が好調。顧客目線第一の金融プロ集団
工藤 好洋氏 FPL証券社長
北海道57年振りとなる地場証券会社として、16年に誕生。中川浩会長(写真右)との二人三脚で、顧客に寄り添った金融商品の提案を続けている。
22年は米国内の政策金利上昇とそれによる日米の金利差拡大、日本の貿易赤字拡大といった状況から円安が進行。ドル建て商品に注目が集まり、設立以来力を入れている米国債の販売が好調に推移した。「昨今の潜在需要に対し、さまざまな手段でアプローチした結果、投資経験のない顧客層からの口座開設の依頼が増えた」
日本人の金融リテラシー向上を掲げ、リスクが明確で預金から資金をシフトしやすい商品供給を通じ、投資未経験層にも訴えていく。
「自社商品の米国債積立『ウリエル』は月1万円から購入可能。申し込みがWebで完結できる仕組み作りを急ぐとともに、次の商品戦略をしっかりと練っていきたい」