外貨建債券の販売が好調。ファンド組成で地域貢献
工藤 好洋氏 FPL証券社長
道内57年ぶりとなる地場証券会社として16年に誕生、8年目を迎えた。「債券運用で日本人の生活を豊かにする」というテーマを掲げ、中川浩会長(写真右)と共に一貫して「長期的に安心して保有できる金融商品」を提案。23年度の新規契約数は22年度の倍のペースと右肩上がりを続ける。「SNSを活用するなど顧客へのアプローチを多様化したことで、幅広い層からの契約増加につながりました」
株式を扱わず、米国債、普通社債、劣後債など債券に特化した独自の販売戦略で注目を集め、月額1万円から米国債を積立購入することができる「ウリエル」も好調だ。
「今後は、子会社のFPL総研とも連携し、相続、事業承継対策も含め、富裕層向けサービスの強化、地元産業を応援するファンドの組成、道外から進出する企業の支援など、地場証券会社として地域経済に貢献していきたい」