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〝オール北海道産〟の厚岸ウイスキーを発売

「厚岸シングルブレンデッドジャパニーズウイスキー 冬至」

堅展実業(本社・東京都千代田区、樋田恵一社長)の厚岸蒸溜所が2月、新商品となる「厚岸シングルブレンデッドジャパニーズウイスキー 冬至」を発売した。

「厚岸シングルブレンデッドジャパニーズウイスキー 冬至」は、季節をモチーフとした「二十四節気シリーズ」の第18弾。「冬至」は二十四節気の中でも大きな節目にあたる二至二分と呼ばれ、新商品もスペシャルなボトルになっている。

 シングルブレンデッドとは、一つの蒸溜所で製造されたモルトウイスキー原酒とグレーンウイスキー原酒を混合したウイスキーで、同商品が道内初となる。

 モルト原酒は大麦麦芽、グレーン原酒はとうもろこし等の穀類を原料につくられるが、モルト(大麦麦芽)や小麦、米、蕎麦などの原料は、全て道産を使用した。

 さらに、グレーン原酒は厚岸蒸溜所独自の「シングルポットスチルグレーン原酒」を使用している。これは単式蒸留器(ポットスチル)でつくられるグレーン原酒で、一般的な連続式蒸留器で蒸溜するウイスキーより風味が豊かでコクのある味わいが特長。

 厚岸で蒸溜したモルト原酒とシングルポットスチルグレーン原酒を絶妙な配合でブレンドすることで、北の大地を体現するブレンデッドウイスキーに仕上げている。

 樋田恵一社長は「厚岸の地で唯一無二のウイスキーを造ろうと、これまで取り組んで参りました。今回のシングルブレンデッドは、ひとつの到達点を示すことができたと思います。ぜひ厚岸のテロワールを感じていただければ幸いです」と話す。

単式蒸留器(ポットスチル)