玄米酵素が洞爺湖町と災害時の避難所施設利用協定

「玄米酵素」(本社・札幌市、鹿内正孝社長)が、1月27日に虻田郡の洞爺湖町と有珠山噴火など「災害時における避難所としての施設利用に関する協定」を締結した。
玄米発酵食品「ハイ・ゲンキ」の製造・販売を手掛ける玄米酵素は、洞爺湖畔に健康増進を目的とした「洞爺健康館」を開設している。同協定では、洞爺湖町内で有珠山噴火や地震などの大規模災害や事故が発生した際に、洞爺湖町の要請に基づいて同施設を避難所として提供するという内容。ちなみに有珠山は、前回噴火した2000年までに20~30年周期で9回の噴火を繰り返しており、いつ噴火してもおかしくない状況とされている。
洞爺健康館は、和洋室8部屋で収容人数は約30人。大広間(80畳)を利用するとさらに25~30人の収容が可能。同社では特に、一般の避難所の生活が困難な高齢者や身体が不自由な人、妊婦などが安心して避難生活ができるよう、食事や入浴を含めて提供する方針だ。
1月27日には、下道英明町長と鹿内正孝社長ら関係者が出席し洞爺湖町役場で協定調印式が行われた。
下道町長は「協定の締結は今回が3例目で、このうち2例は洞爺湖温泉のホテルです。温泉街と湖を挟んで対岸に位置する洞爺町では洞爺健康館が初の締結になります」と挨拶。
鹿内社長は「洞爺健康館は開設から37年が経過し、全国各地の皆様にご利用いただいております。地域への恩返しのひとつとして、洞爺健康館を通じて町へ全面的に協力させていただきます」と語った
