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25年も大型案件が確定。新事業参入も視野に

(みやなが・まなぶ)1972年札幌市生まれ。重機リース会社勤務の後、97年苫小牧東京重機入社。専務取締役などを経て社長就任。

宮永 学氏 苫小牧東京重機社長

 重機リースの道内パイオニア企業を率いる。企業価値を向上させることに尽力してきた。

 出光興産北海道製油所(苫小牧市)が4年に1度行う大規模なシャットダウンメンテナンスでは、40年以上にわたりクレーン供給を担当。24年も1日で数十台もの油圧クレーンをリースした。

「25年以降も大規模工事の新規受注が決まっています」

 こうした大型案件に加えて、車両保有台数が道内トップクラスの強みを生かしたスポットリースも好調だ。機動力の高さにも定評があり、顧客の信頼を勝ち取っている。

 一方、経営の足場も着々と固める。24年はボトムアップ経営の推進や人員の配置転換を積極的に敢行した。

「新たな年は、M&Aで新事業に参入する計画もある。事業拡大の勝負の年にします。持続的な成長に向け研鑽を続けていく」