常に挑戦を忘れず、インドの味を北海道へ発信

　ここ数年、力を入れてきたニセコ観光圏でのフードビジネスが功を奏し、24年も好調な売り上げを堅持した。

「停滞が続いたインバウンドの復活・増加に期待し、22年12月にニセコ地区３店舗目のヒラフ店をオープンしたのが伸びと安定につながった」

　最もにぎわうスキーシーズンの後、多くの飲食店が一時休業する中、コンビニ店の横にオープン。併せて移動販売車「タージエクスプレス」による販売で売り上げを伸ばした。

「ハラルやベジタリアン等にもこまめに対応し、グループ客向けのテークアウトメニューも工夫しました」

　来日して46年。日本の食習慣、商慣行にも精通し、常に新たな挑戦に取り組む姿勢を忘れない。

　北海道インド観光名誉領事や在日インド商工会議所北海道会長を務めており、友好親善にも深く携わる。