新たなリサイクル事業で環境課題の解決に貢献
福田 年勝氏 公清企業社長
下水道維持管理の分野で道内ナンバーワンの企業に成長させた。今や産業廃棄物運搬、処理でも札幌市内トップの実績。東北以北最大規模の石こうボードリサイクル工場も保有する。
「創業から67年。し尿くみ取りなどを行う『札幌清掃企業組合』が原点です。先人の志を受け継ぎ〝必要と言い切れる仕事〟が理念。廃棄物処理を軸に、環境課題の解決に向け領域を広げています」
24年10月には資源循環事業の投資計画を発表。廃石こうボードを100%再利用し再生産する事業で、神奈川、沖縄、三重の3県の企業と4社で協働する。
さらに、25年春には使用済み紙おむつのリサイクル工場も稼働予定だ。
「先人の理念を形にしたい。今後は廃プラスチックのリサイクル事業への参入も視野に入れる。北海道の環境問題解決に貢献していきます」