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弁護士法人 髙須法律事務所

髙須 大樹
たかす・おおき/1998年早稲田大学政治経済学部卒業。都市銀行や民間企業などで7年間勤務し、2009年弁護士登録。11年に髙須法律事務所を開設し、14年に法人化。15年ファイナンシャルプランナー登録。

法的整理や債権回収に精通した〝数字に強い弁護士〟

 髙須大樹弁護士は、大手都市銀行での勤務経験から財務諸表の読み込みと分析に精通する〝数字に強い弁護士〟だ。法人の債権回収や法的整理などに豊富な実績を持ち、破産管財人の選任を受けることも多い。

「近年はコロナ融資の元本返済が追いつかず、破産を選択するケースが多く見られます。それに比例して債権回収と法的整理の相談も増えている」と髙須弁護士。

 債権回収は相手に財産がなく、回収の見通しがないのに法的手続きを講じても意味を成さない。そのため顧問先には、未入金や取引先のヒアリングを徹底して予防に努めている。

「債権回収は初動の早さが重要で、遅くとも支払期日を一度でも過ぎたらすぐに対策を取る必要があります」と髙須弁護士。

 一方、法的整理では経営者の意思と財務諸表を照らし合わせて再建か清算を的確に判断。長期の分割払いなど、さまざまな策を講じるなど当事者と債権者へのフォローを欠かさない。

 また、企業案件に携わる中で、近年は経営者や役員からの離婚相談も多い。

「財産分与の際に株式が対象となるケースなどもあり、非上場会社の場合は評価額の算出が必要なため、数字に強い弁護士に任せるのが得策です」と髙須弁護士。