札幌円山整形外科病院
新病院がグランドオープン。専門チームで強みを発揮
アスリートも治療に訪れるなど、質の高い整形外科治療を提供する「札幌円山整形外科」。変性疾患や外傷、スポーツ整形からリハビリテーションまで対応している。
病床数は110床で、手術件数は年間で2500件以上(2023年)。人工関節置換術や靭帯断裂形成術などの施設基準を取得しており、充実したリハビリ体制を整えている。なかでも〝脊椎脊髄に強い病院〟として知名度は高い。
今年1月から、建設中だった新病院での診療が始まった。敷地規模がこれまでの1・7倍となり、8月5日には駐車場工事が完了しグランドオープン。40台だった駐車スペースを提携駐車場と合わせて110台まで引き上げた。
新たに1・5テスラMRI(2台)や先端ナビゲーションシステムも導入。さらに外来診察室は7室、手術室も4室増設するなど、患者満足度の向上を図った。
竹林庸雄理事長・院長は「シャワーやトイレを備えた入院患者用の個室を全体の4割以上に増やしました。これまで以上に幅広い患者ニーズに対応できます」と話す。
同院の〝顔〟でもある脊椎・脊髄部門の中核を担うのが、竹林理事長・院長を筆頭にする4人のドクターだ。
全員が日本脊椎脊髄病学会指導医の資格を有しており、一般的な頚椎や腰椎の疾患に加えて、専門性と高度な手技が求められる腫瘍や側弯症、脊柱変性などにも対応。複数の専門医が対応することで、より質の高い専門治療を追求している。
スポーツ整形にも注力しており、膝関節外科やスポーツ医学を専門とする鈴木智之副院長を中心に、靱帯再建術や関節鏡による半月板修復術などを数多く実施。膝靱帯再建手術の年間実績は130件(23年)で、来年度からは増員も予定するなど、同部を強化していく。
また4月からは、グループ病院「札幌琴似整形外科」の辻英樹副院長など3人の医師の上肢に関する専門チームを発足。「脊椎・脊髄」「スポーツ整形」に次ぐ3つ目の専門部門で、より専門性の高い治の提供を目指している。
「充実したリハビリテーションも必要。当院では、365日リハビリに集中できる環境も備えています。今後も札幌琴似整形外科と連携を図り、地域医療に貢献していきます」と竹林理事長・院長。
●診療科目
整形外科、リハビリテーション科、リウマチ科、麻酔科
●診療時間
月〜金 9:00~12:00、13:30~17:00
土曜 9:00~12:00
●休診日
日曜・祝日・年末年始