ちば内科・消化器内科
一度でピロリ菌を除去。PCR検査機器を導入
胃カメラ1430件、大腸カメラ215件。2023年に千葉篤院長が手がけた内視鏡検査の数だ。
日本内視鏡学会指導医でもあり、検査技術を今もブラッシュアップ。苦痛の少ない検査を追求している。
胃カメラは胃がんの早期発見に役立つが、ピロリ菌の除菌が浸透したことで、近年は胃がん患者が大きく減少している。
「ピロリ菌の有無を確認し、必要に応じて除菌をお勧めしています。今月から新たにピロリ菌のPCR検査が可能な機器も導入しました」
内視鏡検査時に胃液を採取して検査をおこなうもので、除菌薬に耐性を持つピロリ菌の有無までも識別できるため、除菌は一度で済む可能性が高く、二次除菌を回避できる。検査結果は当日にわかり、保険が適用されるため、患者の時間的・経済的負担も少ない。
一方、大腸内視鏡検査でも持ち前の手技を発揮。検査時は炭酸ガスを用いて腹部の張りも抑制する。
「体感的に2~3人に1人は切除したほうが良いポリープが見つかります。切除は医療保険の適用になる場合が多いので、確認しておくことをお勧めします」