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森田工建

改良山成工の様子。富良野やオホーツク、留萌、天塩など広域で土木工事を受注する

50年の技術で基幹産業を支える。ICT活用も加速

 農業土木工事や一般土木工事を手掛け、2025年に設立50周年を迎える。農業を基幹産業とする富良野地域をはじめオホーツクから留萌、天塩など施工エリアは広い。

 機動力を強みに数多くの案件を受注。通常外注することが多い草地整備や整地工といった特殊な農業土木工事も一貫して行う。

 ICTの活用も加速している。今年4月にはIT課を設立し、4人の若手が入社した。

 庄司哲也社長は「全員が業界未経験者です。2級土木施工管理技士の資格取得で現場への理解を深めながら、ドローンによる測量やICTのマニュアル作りを行っています。業界のICT需要の高まりや、5年後、10年後のベテランオペレーター不足を見据え成長させていきたい」と話す。

 地域貢献活動も積極的に行っており、昨年12月には紺綬褒章を受章した。今年9月にはグループ会社が富良野市内に飲食店をオープン予定だ。

「リゾート地として注目が高まる富良野に観光分野でも貢献したい」と庄司社長。

今年4月に設立したIT課
庄司哲也社長