DAZZLING
救命講習受託が上半期で100社を突破
2011年創業の「DAZZLING」(ダズリング)(本社・札幌市、酒井博史社長)が提供する「救命講習」受託が今年もすでに100社を突破した。同社は「救命講習」「まちづくり」「就労支援」の3事業を軸に地域課題に取り組むベンチャー企業。中でも、依頼が増えている救命講習事業は、同社が立ち上げた「日本救命措置振興協会」が出張開催をメインに救命講習を行っている。講習は「JRC蘇生ガイドライン2020」に則した救命教育プログラムで札幌市水道局や教育委員会、国立研究所などの官公庁をはじめ、警備会社、スポーツ団体、寺院など幅広い業界の依頼に対応する。
酒井社長は「ホテルや建設、介護、保育、福祉などの業界では従業員への一次救命処置に関する教育が求められていますが、講習機関が不足している」と現状を訴える。
一方、今年1月には就労継続支援A型施設「ダズリングプラス」を小樽市内に開設。障害や難病を持つ人向けにPC業務など仕事を通じた職業技能の開発も支援している。
「今後は全道各地に救命講習と就労支援施設を開設し、地域に貢献できる会社を目指します」と酒井社長。