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キムラ

グローバルホームセンターの「ジョイフルエーケー大曲店」

小売部門で新規店舗を施工中。次期の増収益目指す

 2024年3月期の連結決算は、新設の住宅着工戸数が減少傾向で苦戦する中、オリジナルの換気システム商品が46都道府県に普及。目標を達成するなどして実績を伸ばしたが、減収減益となった。

 木村勇介社長は「換気関連商品の販売では、使用適用条件外の沖縄を除いて全国展開となったことで、有力商品として引き続き普及に努め、次期増収益の一助としたい」としている。

 ホームセンター「ジョイフルエーケー」を中心とする小売部門は、コロナ需要終局の流れの中、各地域の需要に応じた品ぞろえや接客力の強化で他店との差別化に尽力。資材専門店「ジョイフルエーケー BUILD‐ON(ビルドオン)」も、2号店を今年の秋に苫小牧市ウトナイで開設を予定している。

「千歳市に開設される次世代半導体工場・ラピダスをはじめ、工業、商業分野などで新たな活性化が期待できる胆振地域の需要を視野に入れ、立地を決定した」(木村社長) 

 また、ペット専門店「ペットワールドPROX」も、イベントやネット会員の拡大などにより好調を維持。今夏、5号店目を苫小牧市内に開設する予定だ。

 さらに新規事業では「ジョイフルエーケー釧路店」が7月の地鎮祭を経て、25年夏のオープンを目指している。

「釧路市を中心に、広域地域の需要へ対応し、当社の出店が新たな商業地域形成の呼び水となる役割を果たしていきたい」(木村社長)としている。

 

※単位/100万円(100万円未満は切り捨て)※売上高、営業利益、経常利益、当期純利益における%表示は、対前期増減率
木村勇介社長