ほっかいどうデータベース

老後のあんしん札幌相談室

相談員は業界を熟知。相談者に寄り添い、見学にも同行する

施設紹介からアフターサービスまで完全無料で対応

「家族の負担になりたくない」と〝終の棲家〟を探し、施設への入居を希望する高齢者は多い。しかし「有料老人ホーム」「サービス付き高齢者向け住宅」「特別養護老人ホーム」「介護老人保健施設」といったように、高齢者施設といってもその形態はさまざま。運営事業者も民間企業や医療機関など施設によって異なるほか、サービス内容や契約条件、入居者要件なども違う。介護や支援が必要なのか不要かも含め、現況に最適な施設を探すことは困難を極める。

 そこで頼りになるのが高齢者施設に関する無料相談窓口「老後のあんしん札幌相談室」。住宅確保要配慮者居住支援法人として、また住宅セーフティーネット法に基づく居住支援法人として道から指定されている高齢者住宅相談の専門機関だ。

 年間2000件以上の相談を受けており、相談者のニーズを丁寧にヒアリング。施設の紹介はもちろん、見学の同行にも対応する。伊藤圭吾統括部長は「現在、札幌市内の登録施設は公的施設と民間施設含めて881件(6月末現在)。特定の施設に偏らず、相談者の経済状況や介護の度合い、価値観などに合わせて最適な施設を紹介しています」と語る。

 相談員は元ケアマネージャーなど業界を熟知した人材が多く、豊富な知識と経験をもとに専門家ならではのアドバイスを行う。自宅などに訪問する出張相談にも対応しているほか、紹介後・入居後の相談にも応じるなどアフターサービスも万全だ。

 伊藤部長は「今すぐに入居したいという相談者はごくわずか。老後に備えて予備知識を得る、という感覚で相談に来られるケースも少なくありません。老後の暮らしに興味を持ったタイミングが相談の好機です」と語る。

 また、住み替えにともなう自宅の売却や不要品の処分、引っ越しなど、付随するすべての手続きや作業も代行している。全国介護事業者連盟障害福祉事業部会の北海道支部長を兼務する大野仁宏社長は「どんなことでも気軽にご相談を」と話す。

 なお、伊藤部長は同社のYouTubeチャンネル「老後のあんしんアカデミー」に出演中。高齢者にとって役立つさまざまな情報を知ることができる。

大野仁宏社長
年間2000件以上の相談に対応。丁寧にヒアリングする