札幌日本大学中学校・高等学校
最先端の理数系教育と国際基準のプログラムに実績
北広島市内唯一の私立高校である「札幌日本大学中学校・高等学校」。北海道ボールパーク(北広島市)など、注目度の高いエリアで、世界に貢献できる人材を育成している。
高い進学実績があり、2024年度は国公立大学に112人が合格した。背景には、探究型学習と全国から集まった高い意識を有した教師の存在が挙げられる。ハイレベルな授業は、教育関係者の視察も多い。
特に最先端の理数系教育に定評がある。SSH(スーパーサイエンスハイスクール)指定校として、大学や研究機関、企業と連携し、自然科学の課題研究を通じて世界で活躍できるイノベーターを育てる。
SGH(スーパーグローバルハイスクール)にも15年から5年間指定されており、国際社会で活躍するリーダーの育成も担う。ノウハウやネットワークを生かした授業や国際交流が特徴だ。
多彩なコース設定も同校ならでは。日本大学や道内外の私立大学進学を目指す「総合進学」と北海道大学などの国公立大学や難関私大を目指す「特進」、東京大学や京都大学、医学部を目指す「プレミアS」に加え、22年からは「IB(国際バカロレア)」を道内の私立高校で初めて設置した。国際機関の認定を受けた世界基準の教育プログラムで、一部の科目は英語で履修するなど難易度は高いが、卒業後は世界共通の大学入学資格が付与され、IB入試で世界の大学も目指せる。
ハード面の整備として23年には「新未来空間N Link」が完成。480人収容の多目的ホールと3つの防音スタジオを備え、演奏会や講演会、会議のほか部活動の練習にも好評。食堂のリニューアルのほか、24年には全教室にエアコンを導入する計画だ。
この春からは制服をリニューアル。着心地や消臭性、耐久性が向上し環境にも配慮したほか、カジュアル制服も導入。ロゴやデザイン、色が異なるポロシャツやパーカーなどから生徒自身が選べる。
また、25年度からは「中高一貫」に新コース「グローバルクリエイト」を新設。質の高い探究型学習で新しいものを生み出し世界を牽引する人材を育てる。一般入試で難関大学を目指す既存コースの「スーパーアクティブ」とは異なり、推薦・総合型入試で難関大学を目指す。
「私学教育のフロントランナーとして北海道を先導します。唯一無二の学びで選ばれる学校を目指し、子どもたちの未来をつくっていきたい」と浅利剛之校長。