ハヤカワ建設
海洋工事のプロとして洋上風力発電施設の建設に参画
港湾土木工事を中心に道路の維持管理や除雪など公共事業を主事業とするハヤカワ建設。当別町に本社を構え、地場企業として地域への貢献に重きを置く。
一方、防波堤や岸壁の建設、魚礁の埋設などをゼネコンから請け負う港湾土木工事では、大型起重機船など14隻の所有船舶を活用。全国各地で大小さまざまな海洋工事を手がけている。
海洋工事の実績が評価され、「石狩湾洋上風力発電事業」にも参画。プロジェクトを構成する日鉄エンジニアリング(本社・東京都品川区)と深田サルベージ建設(本社・大阪市)からオファーを受け、2022年には発電施設の鋼管杭打設を担当。翌23年には杭に風車の土台となる「ジャケット式基礎」を据え付けた。
「国が推し進める洋上風力発電は、再生可能エネルギーの主力に位置づけられています。これまで通り地域の公共工事に注力しながらも、未来を創る再エネ施設の建設やメンテナンスもお手伝いできれば」と岡隆哉社長。
また、人材育成と採用を強化する同社では、働き方改革への対応など労働環境を整備。今春には3人の新卒者が入社予定で、次世代へ知識と技術の伝承も進めている。