ウェルネット所属の山田選手がスケートW杯で金メダル
11月に帯広市で開催された「2023/2024ISUワールドカップスピードスケート帯広大会」で、ウェルネット所属の山田将矢選手が、日本男子初の2冠を達成した。
11月10~12日の3日間 にわたり、帯広市の明治北海道十勝オーバルで開催されたスケートW杯で、帯広市出身のナショナル強化選手、山田将矢選手が男子1000㍍・1500㍍の2種目で金メダルを獲得した。
2冠達成は、男子日本勢では初。男子1000㍍での日本人金メダルは04年以来20シーズンぶり、男子1500㍍の優勝も27季ぶりの快挙となった。
レース後に「自分のキャリアの中で忘れられない1日になった」と喜びを語った山田選手は、22年3月には、当時所属していた企業のスケート部が廃部となり、現役続行が危ぶまれていた。そこに救いの手を差し伸べたのが、ネット決済サービスを手掛ける「ウェルネット」(本社・札幌市、宮澤一洋社長)だ。
「『スクラム札幌』構想に賛同し、山田選手を社員として迎えました。改めて、スポーツは多くの人に感動を届けると実感した。今後も山田選手と共に歩み、スポーツ支援を通じて、地域の活性化やスポーツ振興に寄与したい」と宮澤社長。
「念願の世界一になることができました。現役を続けることができ、本当に感謝している」と山田選手。