先を見据えた経営戦略を実践。社会事業にも貢献

　不動産と携帯事業の両輪で成長を続けるハスコムグループの創始者。不動産では全道で約２６００戸の管理物件を所有する賃貸事業が好調。古い物件を売り新築を建てる、いわゆる「スクラップアンドビルド」で高い表面利回りを創出し、利益を上げている。

　また、全道で展開するドコモショップも23年は５店舗をグループ化した。

「これまで政府の政策など、幾たびかの〝波〟があったが、その都度組織が強化され、今では道内最大級の営業実績を誇るまでになった」

　私財を投じて設立した「エーコー財団」では、旭川市内の図書館や科学館などに液晶ディスプレイとパソコンを寄贈。その他奨学金なども含めて毎年１０００万円の寄付を続けている。

　元気の源は11年前に白金温泉に建てた施設内にある温泉。１日３回の入浴で英気を養っているという。