未来を見据えた先見経営で、安定した地盤を構築
山下 潔氏 ハスコム会長 ハスコムモバイル会長
「主軸の不動産賃貸業では、開始以来、長年の投資が実を結び、例年安定した固定収入を得ており、それが当社の確固たる収益構造となっている」
過疎地の人口減少によるマイナス部分も的確なリノベーションにより、高い入居率を維持。安定した業績を継続している。
また、もう一つの柱で、いち早く分社組織化した携帯電話事業は、これまで幾たびかの障壁を乗り越え、臨機応変に対応してきた。
「他社とのグループ化などで店舗数も増やし、前年以上の収益を確保した」
19年に私財を投じて設立した「エーコー財団」は、24年9月より「ハスコム財団」と名称を変更。設立当初から続く奨学金の助成500万円のほか、毎年近隣市町村にも寄付。24年は11月に旭川市に500万円を寄付し、旭川市中央図書館の改修費用などに充てられた。