物流業界の課題に対応して顧客の声に応え続ける
森高 義男氏 ほくうん社長
北海道を代表する独立系物流会社の創業者。本州との輸送を担い、創業37年目となる23年は車両860台、年商120億円を超えた。
「家具メーカーや大手通販会社など多くの荷主様と国内4大トラックディーラーに支えられた1年だった。ドライバーを中心とする従業員にも感謝したい」
燃料代が高騰する中、毎月の使用量は数十万㍑以上。1銭の上昇が数億円の損失になるため、「軽油の仕入れ先を毎週見直すほか、燃料もタイヤも減らない、ドライバーも休めるカーフェリーを積極的に活用した」と経営努力を積み重ねてきた。
ドライバー不足には、23年に社員寮を複数棟取得して遠方からの出稼ぎを確保した。
「燃料高騰や人材難など厳しい条件なのは皆同じ。顧客の依頼に応えつつ、なんとか利益を出すのが経営者の務めです。知恵で乗り切りたい」