〝社会的家業〟を掲げ、弱者救済で地域に貢献
中森 勝之氏 ボックスグループ代表
後継者育成に取り組む。本業の建築・不動産業は妻のしのぶ氏(写真右)が、関連会社は社員からの登用で工藤彩子氏(同左)を社長に据えた。
元警視庁警察官で柔道家の側面から〝社会的家業〟を掲げ弱者救済にも注力する。「地域に支えられた恩返しをする」と自殺防止の「NPO法人国際曲劇団」や子ども食堂を運営する。
不動産オーナーはもちろん、DV被害者を守るため警備会社「北海道警衛」も設立した。長女の中村沙羅氏が社長を務め、元首相夫人安倍昭恵氏らの身辺警護経験を生かす。
また、元警視総監の井上幸彦氏が率いる「NPO法人こどもの明るい未来を創る会」(東京都杉並区)とも連携した新事業も検討中だ。「『一般社団法人イチトリィ』を立ちあげ、新十津川町に孤児を受け入れて働き暮らせる場所を作る。観光地化も目指す。ここから経営者を育てたい」