アトラスグループ
企画、施工、管理の自社完結で業容拡大を目指す
中古収益物件の売買や新築賃貸マンションの供給、管理が主事業。マンスリーマンション事業では、管理室数や累計利用人数などで道内トップクラスを誇る。近年は、新築戸建に参入するなど、事業チャネルを拡大中だ。
業容拡大を後押ししているのが、23年から本格的稼動したグループ会社「アトラス・ネオ」(本社・札幌市)の存在だ。賃貸マンション、戸建て住宅の設計と施工を担っており、企画から施工、管理までをワンストップで対応できる体制を整えた。
中橋健志社長は「飛躍的に向上したのは、物件の企画から竣工までのスピード感です。連携もしやすく、より質の高いサービスを提供できるようになりました」と話す。
こうした体制強化により23年は札幌に加え、半導体のラピダスで盛り上がりを見せる千歳・苫小牧エリアの物件供給も加速させている。
さらに23年8月には、約50年続く不動産会社「民友商事」(本社・紋別市)と業務提携してさらなる事業エリアの拡大を図った。
この提携により、グループ全体の管理戸数は4500戸を超え、23年の売上高は30億円を突破。売上高40億円も射程に入った。
「新たな年も、グループのシナジーと地域に根ざした事業展開で足元を固めていきます」と中橋社長は話す。