アトラスグループ
既存事業は右肩上がり。新たにホテル事業へ参入
中古収益物件の売買をはじめ、新築賃貸マンションの供給や管理を行う。マンスリーマンション事業では、管理室数や累計利用人数などで道内トップの実績を持つ。
24年5月期も業績は堅調に推移。5年連続の増収増益を達成した。
中橋健志社長は「この1年は苫小牧や千歳、恵庭市への物件供給に注力しました。着工予定の物件も含めると、25年は20棟以上を建設する予定で動いています」と好調の要因を振り返る。
この躍進を支えているのが、賃貸マンションや住宅の設計・施工を担うグループ会社「アトラス・ネオ」(本社・札幌市)だ。グループのノウハウを落とし込み、プランニングから設計・施工、監理までをスピーディーに完結。相乗効果で質の高いサービスを提供している。
管理事業も拡大中だ。23年には紋別市の不動産会社「民友商事」と業務提携を行った。地場で約50年の歴史を持つ企業で、オホーツクエリアへの進出に成功。24年だけで管理物件数は約700戸増加し、5000戸を突破した。
新事業にも着手。24年6月にホテル事業へ参入した。千歳市の中心部に5階建て17室のアパートメントホテルをオープン。今後は札幌市内での建設も計画している。
「新たな年も総合不動産企業としての事業を通じ、北海道の活性化に貢献したい」と中橋社長。