人材育成に注力。施工品質を上げて受注増を狙う
澤田 博和氏 大洲電気社長
法人向け電話交換機システムやLAN、ナースコールといった事業活動に欠かせないインフラの設計・施工・保守に特化したプロ集団を率いる。
23年は人材育成に注力した。
「アンカー工事の品質を担保する『あと施工アンカー』の資格取得や、アスベスト除去に関する『石綿取扱作業主任者』といった教育研修への参加を推進しました。業界全体が人手不足なため、今後も教育には傾注しつつ、社員が働きがいのある職場環境の整備にも努めていきます」
売り上げも堅調だ。関東エリアを中心に、ネットワークや通信インフラの電話交換機の交換需要の高まりを受け、多くの受注が舞い込んだ。
新たな年は人材育成で高めた技術力と施工品質を武器に、道内市場の拡大を目指す。
「半導体供給も徐々に回復し、営業活動強化の態勢が整った。当社のノウハウを積極的に提案していきます」