丸ウロコ三和水産
〝オホーツクブランド〟をさらに進化させる
オホーツク海沿岸全域からの仕入れ体制を確立し、成長を続ける水産加工会社「丸ウロコ三和水産」。商社や量販店、外食チェーンにホタテやカニなど、オホーツクの海産物を販売するほか、ふるさと納税返礼品や自社のECサイトを通じた一般消費者への販売も好調だ。
ただ、海外への輸出も手がける同社は「処理水問題」の影響を受けている。
山崎和也社長は「当社では年間1万㌧のホタテを取り扱っており、そのうちの2割を中国に輸出してきました。打撃は受けていますが、行政をはじめ、新規取引を希望する商社様や全国の消費者様からの応援に支えられています。水産加工会社として皆様の期待に応えるため、道産海産物のブランド力を維持、向上できるように尽力していきます」と話す。
近年は国内向けのプロモーションを強化し、独自ブランドの立ちあげや自治体と協働で物産展にも出展。さらには紋別市を舞台にした短篇映画への撮影にも協力した。
「恵まれた海産資源にあぐらをかかず、ブランド強化を推進していきます」と山崎社長。