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トーシン

9月5日にオープンした「#C‐pla+狸小路2丁目店」

100店舗を突破。〝100億円企業〟を目指す

来年に創業50年を迎える「トーシン」は、商業施設などの空きスペースをアミューズメントスペースに有効活用する空間づくりを担ってきた。近年のカプセルトイの市場拡大を受け、2018年には自社のカプセルトイ専門店「#C‐pla」(シープラ)の1号店を4丁目プラザにオープン。その後も道内を中心に全国へ展開しており、今年7月にはついに100店舗の大台を突破。10月14日現在では107店舗を数える。

札幌エスタの閉館に伴い、「#C‐pla札幌エスタ店」が8月に閉店したが、9月5日には「#C‐pla+狸小路2丁目店」を移転オープン。既存の「狸小路5丁目店」との競合も危惧されたが、宮本達也社長は「狸小路2丁目店の売り上げはエスタ店を超える勢いです。狸小路5丁目店の売り上げも伸びており、正直私たちも競合にならないことに驚きました」と話す。

24年2月には「狸小路4丁目店」もオープン予定で、同エリアでの多店舗展開を推進していく考えだ。 

宮本社長は「今年度の売り上げ目標は100億円、向こう数年の店舗数目標は200店舗です。さらにお客様に楽しんでもらえるように新商品開発やSNSマーケティングなどにも力を入れていく」と先を見据える。

一方で、業界初の「#C‐pla公式アプリ」を7月にリリースした。新商品の入荷情報やクーポン配信のほか、同社オリジナルのフォトフレームでお気に入りのカプセルトイの〝映え写真〟を撮影できる「オリジナル オモ写フレーム」を搭載。友人や知人とのシェアやSNSへの投稿も可能だ。

コンテンツ開発を担当する小椋巧課長は「『オモ写』はユーザー様から好評で、今後は企業とのコラボなどで新しいフレームを作っていきたい」と話す。

8月31日に閉店した「#C‐pla札幌エスタ店」。最終日には多くの人が訪れた
#C‐pla公式アプリの「オリジナル オモ写フレーム」
宮本達也社長
小椋巧課長