トーシン
店舗づくりで業界シェア率向上。IPOを目指し全力
北海道発のカプセルトイ専門店「#C‐pla(シープラ)」を全国に展開。24年の新規出店数は約70店舗と過去最高を記録。25年5月期には、大台の200店舗に到達する見込みだ。
コロナ禍で商業施設に空きテナントが増え、カプセルトイ業界の市場規模が急拡大。大手メーカーも実店舗を展開する中、シェア率を伸ばし続ける。
宮本達也社長は「まずは足を運んでもらうことが大切。店舗デザインとブランドイメージの統一が功を奏しました。業界全体を盛り上げていきたい」と語り、来店ポイントの付与やオリジナル撮影ブースも設置。独自のサービスでファンの心をつかんでいる。
地域の活性化をテーマとし、企業とのコラボ商品の開発にも注力。北海道日本ハムファイターズをはじめとするプロ野球球団のグッズ「ユニフォームベア」は、野球ファンからも好評だ。
宮本社長は「現在、コラボ企業を募集中です。自社商品のミニチュア化などお考えの方はお問い合わせください」と呼びかける。
一方、楽しいオフィスづくりにも取り組んでおり、3拠点でキャンピングオフィスを採用。先行導入した名古屋オフィスに続き、今後札幌中央オフィスと渋谷オフィスもリニューアルする。
「新たな年はIPOを目指すスタートの年になります。デジタル投資や海外進出などのプロジェクトと並行し、走り続けます」と決意を語る。