札幌脊椎内視鏡・整形外科
豊富な経験と科学的考察に基づいた先端の脊椎全内視鏡手術
脊椎内視鏡手術が専門の長濱賢院長。腰部脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニア、腰椎すべり症など、脊椎疾患全般に対応する。
開院(2020年10月)以来、1109件(23年6月末現在)の手術を手掛けており、他の脊椎外科医から患者紹介や道外から訪れる患者も多い。その理由として挙げられるのが内視鏡手術だ。
なかでも、内視鏡を用いた低侵襲腰椎固定術「PETLIF」を得意としている。長濱院長自身が13年の北海道大学病院整形外科助教時に考案した術式で、海外の外科医が手術見学に訪れるなど、アジアやヨーロッパでも普及が進む。今や世界的にも先端の手術法として認知されている。
元来の腰椎固定術と比べ侵襲が少なく、術後に血液がたまらないようにする血抜きの管を必要としない。手術直後から痛みの改善が期待でき、当日に歩行できる場合も多い。同院の通常手術に比べて入院期間も短く、早期の社会復帰を目指すことができるという。
「先端手術として実績を積み重ねるため、今年1月には『PETLIF研究会』を設立しました。全国に支部を設置して、認定ドクターが全国各地で尽力しており、普及は年々加速しています。国内はもとより、世界でETLIFをを扱う医者を増やしていきたい」と話す長濱院長は同会の代表を務めている。
また、腰椎椎間板ヘルニアは全内視鏡下手術「FED」を推奨。最大の特徴は、全身麻酔を必要としないことだ。直径8ミリの特殊な内視鏡を用いてヘルニアを摘出するため、1泊の入院で治療することも可能。長濱院長は、これまでに820件(23年6月末現在)の手術実績を持つ。
道内ではまだ一般的ではない全内視鏡下手術の普及にも注力しており、今年2月には「Hokkaido脊椎全内視鏡研究会」も設立。道内のドクターに指導を行うなど、普及と発展のために活動フィールドを広げている。
一方、北海道大学客員臨床講師としても活躍し、学術活動や執筆活動も行っている。
「先端の脊椎全内視鏡下手術を啓蒙するためには、国内外の世界的トップランナーと科学的根拠を追求することが必須。また、医学発展や手術技術向上のために、富士フイルムと共同でAIを用いた画像ソフトも開発し、全国の病院で導入されています」と長濱院長。