ほっかいどうデータベース

サツドラHDとヤマト運輸がパートナーシップ協定

サツドラ本社で行われた協定締結式

ドラッグストア道内大手のサツドラホールディングスとヤマト運輸が7月25日に、地方の買い物支援や物流の効率化を目的としたパートナーシップ協定を締結した。

サツドラホールディングス(本社・札幌市、富山浩樹社長CEO)とヤマト運輸(本社・東京都中央区、長尾裕社長)は、これまでにも、サツドラ店舗に宅急便ロッカーを設置、ヤマト運輸営業所内でサツドラ商品を販売するサテライト店舗を展開、買物困難地域での移動販売車の走行のほか、サツドラの加工精肉の配送などで協力関係があった。 

今回のパートナーシップ協定締結ではこうした関係をさらに深化させる。

具体的には現在の奥尻、幌延、常呂、雄武などで展開するサテライト店舗を強化、さらに5カ所の出店を目指している。また、奥尻島では既存の宅配集配車を改造した移動販売車を運行しているが、新型の移動販売専用車を導入する。さらに、クール宅急便を利用したサツドラ店舗への精肉配送も強化、17店舗から今年度中に50店舗を目指す。

調印式でサツドラHDの富山社長は「課題先進地域といわれる北海道で、両社の強みを生かした持続可能なサービスモデルを作っていきたい」と話した。

また、ヤマト運輸の長尾社長は「物流ネットワークで全国どこでも利便性を確保することが当社の責務。北海道はチャンスにあふれた地域。新たなビジネスをサツドラHD様と共に展開していきたい」と語った。