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サツドラホールディングス

「働き改革の一環として2025年は元日・2日を休業として、初売りは1月3日にしました」と語る富山浩樹社長

ビジョンを深化させた1年。売上高は過去最高を記録

 道内ドラッグストアチェーン大手。24年5月期の決算では、売上高と営業利益が過去最高を記録した。富山浩樹社長は「24年は『地域コネクティッドビジネス戦略』が深化した1年だった」と振り返る。

「地域コネクティッドビジネス」とは、ドラッグストア事業から「生活総合グループ」という独自のポジションへと進化するためのビジョン。そのために掲げているのが3つの成長戦略だ。

 このうち「店舗の生活総合化戦略」としてはサツドラ公式アプリが82万DLを達成(24年9月末)。今後、O2O戦略の中核になる期待もある。

 また「地域のプラットフォーム戦略」では、包括連携協定に基づいて「とうべつEZOCA」が24年6月にスタート。還元型モデル第3弾の自治体EZOCAで、札幌圏では初となった。

 多彩な形態の店舗も各地域に誕生。道内で初めてドラッグストア内に自治体支所を設置した「当別太美店」、地域コネクティッドビジネスのモデル店舗「小清水店」(役場敷地内)などがオープンした。

 また「コラボレーション戦略」としては、東京都品川区に「EZOHUB TOKYO」をオープン。北海道が抱えるさまざまな地域課題を解決するためのインキュベーション施設という位置付けだ。

 また、人的資本経営を経営戦略として捉える中、2年目にして「健康経営優良法人ホワイト500」に認定された。

 

2カ所目となったインキュベーション施設の「EZOHUB TOKYO」
サツドラ公式アプリによるO2Oイメージ
札幌市とウェルネスパートナー協定を締結。左は秋元克広市長
当別町支所の機能を持つサツドラ「当別太美店」